ダイの大冒険(2020)第49話が放送された。ダイたちとハドラー親衛騎団のバトルが描かれ、最後にポップがメドローアを放つところまでが描かれた。

冒頭にクロコダインが焼け付く息でダイとポップの凍りつきを溶かすシーン。そう言えば彼には焼け付く息という技があったことをすっかり忘れていた。初期にダイと戦ったときには「奥の手」になった技でもある。が、以後まったく使われていないためにどうにも印象が薄い。
しかし先日放送された「ダイ感謝祭」の前野さんが印象的すぎて、クロコダインがしゃべっているのを見ると、その裏にいる前野さんの姿をどうしても想像してしまう(笑)。

ヒュンケルが「空の技を決めれば倒せる」というところ。よく考えるとのちに倒される親衛騎団には誰も空の技で倒された人がいない気がする。フェンブレン→ダイの斬撃(技不明)。ブロック→光魔の杖ぶん投げ。シグマ→メドローア。ヒム→ブラッディースクライド+落下ダメージ。アルビナス→猛虎破砕拳。
これを見るに別に空の技でなくても倒せる気がする。そう思うと、空裂斬でしか倒せそうになかった氷炎フレイザードは相当強いのかも?

ダイが、アルビナスをリーダーだと見抜くシーン。なんでダイはそれがわかったんだろうか。チェスのルールを知っていたの?

そしてこのあとのバトルシーンのはじまり。CGで描かれているのだろうか。非常にぬるぬると動いていく。まさに今だからできるアニメーション表現といえよう。

さてこののち、ダイとバトルするヒムがダイの空裂斬をかわしてパプニカのナイフに乗るシーンがある。よく考えるとナイフに乗るって無茶だと思う(笑)。ヒムの体重って何キロだろうか。成人男性の体重が60キロとして、体の組成が1である水がほとんどだからその重量になる。ではオリハルコン生命体の比重はどの程度なのか。主要な貴金属の比重をざっとあげると、銀が約10、金が約19、プラチナが約21となる。つまり仮にオリハルコン生命体が比重が10と仮定すると、ヒムはだいたい600kgあることが想定される。仮に60kgであっても剣の上に乗ってたら恐ろしく重いと思うが、その10倍だとするとダイの腕力はどんなもんなんだろうか。クロコダインも真っ青であろう。
と考えると、ここでヒムはナイフに乗っているわけではなくて、トベルーラかなにかで浮いていて、そっとナイフに足を触れさせているだけだと考えるのが妥当のように思う。

このあと、フェンブレンに襲われたポップを救うべく、ノヴァがオーラを込めた小刀を投げる。そしてポップの杖を借りて、これにもオーラをこめてヒムに投げつける。不意を突かれたヒムが吹っ飛ぶ。改めて考えるとこのシーンにおけるノヴァの技量の高さは実は相当にすごい。まずニードルサウザンドと自分のマヒャドを食らって相当ダメージを受けた状態で、オーラを込めた武器を投げるが、そのコントロールが完璧である。フェンブレン、ヒムに大したダメージは与えていないものの、オリハルコンを削っていることに間違いない。斬撃や刺突ではなく、遠隔攻撃でこれができるのは、なかなかすごい。

それでいうと、このあとのクロコダインの獣王激烈掌が改めて考えるとすごい。シグマの動きを完全に封じ、オリハルコンの腕を折り飛ばしている。アニメのビジュアライズとしても、二重螺旋でやたらかっこよい。明らかにクロコダインの描かれ方が原作よりも好待遇になっている気がする。スタッフたちもきっとクロコダインがダイスキなのだろう。最後のバーン戦の戦力外通告がどうなるのかいまから楽しみだ(笑)。

しかし今週一番おもしろかったのは次回予告ではなかろうか。ポップのメドローアが親衛騎団を消し飛ばしたように描かれたシーンで終わるが、むろん実際はピンピンしている。それを次回予告でわからないようにするため、なんとか次回予告には親衛騎団を出さないようにしていた。
どれだけ今回のアニメが初見オブ初見という視聴者がいるのかわからないが、もちろん一定数はいるだろう。そこに対する配慮が感じられる次回予告であった。


【Podcast】 Cast a Radio 「ダイの大冒険」を語る