ダイの大冒険(2020)第46話が放送された。ダイたちパーティの各自の特訓の様子、特にポップのメドローア習得の場面が描かれた。

今回は46話ということで、なんかどこかで聞いたことある数字だと思ったら、これは91年版アニメの最終話の話数だった。もちろん2020年版とは進行速度が全然違うので単純な比較にはあまり意味がないが、話数の上でも91年版に追いついたということにはなにがしか感慨はある。

冒頭、ポップから死の大地への侵攻までに4日間あることが言及された。つまり、ポップのメドローア習得や、クロコダインの獣王激烈掌の習得は3日程度の余裕しかなかったことがある。まさにクロコダインがかつて口にした「男子、三日会わざれば刮目(かつもく)して見よ」という(もともとは三国志に由来する格言だが)言葉を地で行っている。というか、アバンの使徒であるポップはいざしらず、クロコダインも3日で新技を習得したのはなかなかすごいのではないだろうか。

そしてダイとヒュンケルはロン・ベルクに武器を直してもらい、併せて修業を受けることになったが、そもそもどうやってダイたちはロン・ベルクのところまで行ったのだろうか。ダイって紋章を使えばルーラできるんだっけ。

今回メインとなる、マトリフによるポップへのメドローアの伝授。マトリフによる、メラ系とヒャド系のエネルギーの解説もふくめて、そのあとのメドローアの実演まで、尺をたっぷりと使い描かれた。いかに2020年版スタッフの皆さんがメドローアをちゃんと描きたかったのかが伝わってくるようだ。

マトリフの動きを見ていると、左手のメラ系を垂直方向に伸ばして棒状にして、そこに右手のヒャド系をぶつけてスパークさせている。そして左手の弓的な魔力の部分が、スパークさせたあとはメラ系ではなくてスパークした黄色っぽい光の色になっている。

そして打ち出したメドローアをポップが受け止めるシーンだが、受け止める時点では、まだポップの手から出る魔法力はまだメラとヒャドのままになっているように見える。この状態でメドローアを受け止めて大丈夫なんだろうか。

あとはクロコダインの修業についても触れておくと、原作どおりにバルジの大渦に自らを沈めて、そこで獣王激烈掌の修業に取り組むわけだが。そもそも、なぜバルジの大渦に行く必要があったんだろうか。大渦の中に飛び込むことで、渦のエネルギーを身体で受けて何かするきっかけになるんだろうか。しかしそうだとして、ちょっと離れたところにもう一個の渦ができる理由がいまいちわからない。うーん、誰か解説お願いします!

そういえば原作ではこの修業シーンでバダックさんやパプニカ兵士が現れて驚き役をつとめていたのだが、アニメではあえなくカットされてしまった。

メドローアをポップが巨大な岩壁に向けて放ったシーン。原作だと穴しか見えないわけだが、アニメでは丁寧に発射シーンも描かれた。ほんとに好きだなメドローア!
しかし原作以上に壁の穴がでかい。いなでかすぎる。破壊力というか破壊範囲広すぎないか。
しかし見方を変えるとこの時点のポップは左手のメラ系出力が強く、制御しきれていないとも考えられる。であるがゆえに、どうしてもでかいメドローアを放ってしまうのではないだろうか。のちにシグマ戦でシグマに最後に命中させたメドローアはシグマの身体部分ほどの直径しかないので、せいぜい1.5mくらいだろうか。その程度まで、範囲をコントロールできるほどに、ここからポップの魔法技術は向上していくとも読める。
そして、のちにバーンのカイザーフェニックスをなんなく両手でかっさばくシーンがあるが、アレはこの思考でいけば、やっぱりメドローア的な消滅呪文エネルギーを右手と左手で生成して、その消滅力によってカイザーフェニックスを消し飛ばしたのかなとおもえる。


【Podcast】 Cast a Radio 「ダイの大冒険」を語る