ダイの大冒険(2020)第44話が放送された。海の中に沈んだダイを探しに行くためにポップとクロコダインが再度探しに行くシーン、それと並行して魔王軍側で、バーンが素顔を現し、ハドラーにオリハルコンの駒を与えるところが描かれた。
冒頭でキルバーンがポップに襲いかかるところがあるが、しかしそもそもどうやってキルバーンは飛んでいるんだろう。最終的にキルバーンは人形だということがわかるわけだが。今回見ていると高速のトベルーラをキルバーンがしてるときには、ピロロは肩にしっかりつかまっているようだ。キルバーンをこれだけの速度で飛翔させるほどの魔法力がピロロにあるのかはよくわからないので、ふつうに考えるとキルバーンの力ということになるのかもしれないが。
さて先週Podcastにて話題にした、ダイとハドラーが剣を交えるシーンでダイが使っていた技とそのあとの飛ばされるときの剣の持ち方の謎については、やっぱり原作どおりにギガブレイクだったし、そのあとストラッシュの剣の握りでふっとばされていた。せ、説明不能すぎる…。ここに関しては本当によくわからない。なぜなんだ。
そういえば、暗黒闘気にやられた傷はすぐ回復しない、という設定はここで初出だったなと気づいた。ヒュンケルが寝込んでいるシーン。これまでにもヒュンケルはさんざん暗黒闘気を食らっていた気がするのだが、この設定が出てきてから、ヒュンケルの不死身は、身体と引き換えの不死身になっていく。そのおかげでラーハルトやヒムが活躍する機会は出てくるわけで、この伏線は見事である。しかし竜闘気のダメージが回復しにくいという設定はいつのまについたんだっけ。
王たちが会議するシーン。外から日光が差し込むせいなのか、やたら顔が影になっている。これはどういう意図なんだろうか。ひょっとして後半にバーンがはじめて顔を現して、さらに太陽の中で素顔を晒すシーンの対比させる意味でもあるんだろうか。
なお、クルテマッカ7世が「初めてウマに乗れた時」という興奮を表現するシーンはカットされていた。まあ、そういうあたりはしょうがないね。
ハドラーがバーンに謁見しにいくシーン。原作と大きく変わっていた。ザボエラが、ハドラーとミストバーンの横にくっついていき、そしてバーンとの謁見の直前で置いていかれるところが描かれる。前週に引き続き、ザボエラの出番を増やす形になっている。今回のアニメ化で、原作よりもザボエラの注目度をアップさせようという意図があるのだろうか?
そして大魔王バーンが出てくるわけだが、なぜかテロップが!いやいいけど!初見の視聴者に対する解説みたいなものか。ただなんかその絵面が面白い。
そのあとでダイが、ダイの剣に守られて生き延びていたところが描かれる。ふと思ったけど、ダイの剣はなぜここまでの意思と行動力(?)が持てるのだろう。たとえしゃべることはできないとしても、完全に生きている。鎧の魔剣などのレベルではなく、もはや完全に生命。
バーンがハドラーにオリハルコンの駒をあたえ、それで親衛騎団をつくるのは禁呪法を使っているが、ふと思ったんだけどロン・ベルクがやっていることもほぼ禁呪法と同等クラスなのではないか?金属に意思をもたせているわけなので…。まさかのロン・ベルク禁呪法使ってる説。ひょっとしてロン・ベルクさん、ガチでやばい人なのではないか。ってまあ、人じゃないか(笑)。
さて次週ついに親衛騎団がお目見えだ。
【Podcast】 Cast a Radio 「ダイの大冒険」を語る